お米マイスターが食べてるごはん
はい、私、五ツ星お米マイスター小川ジュンは何を隠そう
朝昼晩の3食、全て「ごはん食」です(笑)
そりゃ、お米マイスターだから、そうしてるんでしょ~と言われますが、
正直なところ、「ごはん」じゃないと食べた気がしないんですよねー
ごはんじゃないと、満足しないんです
私の身体と脳が(笑)
この間、とある世界で活躍するスポーツ選手は言っていました
「ごはんを食べないと、試合はもちろん練習でのパフォーマンスも落ちてしまう」と
このことについて、京都大学の森谷敏夫名誉教授によれば、
お米を含む糖質は70%が筋肉、20%が脳、残り10%は他の臓器で使われます
つまり、「お米」は脳の大切なエネルギー源であり必要な栄養素なのです
お米には糖質の他、タンパク質やビタミンをはじめ、様々な栄養が入っています
もちろん食べ過ぎにはいけませんし、お米だけ食べれば痩せられるというものではありません
健康ごはんダイエットのポイントは
1.食事(一汁三菜)
2.運動(適度な筋トレと有酸素運動)
3.規則正しい生活 です
健康的な食生活に大切なのは「お米を控えること」ではなく、一汁三菜などの
「お米中心のバランスのよい食生活」を大切にしたいですね
日本人の腸と食事|メタボリックシンドローム
日本で稲作が始まったのが、約2200年前
以来、日本人のDNAに脈々と刻み込まれています
このことは日本人の身体にも表れています
胃腸内視鏡学のパイオニアである医学博士の新谷弘実先生は著書の中で
「日本人の「腸」はアメリカ人に比べて、長くて柔らかい」
腸相は、日本人と比べて明らかにかたく、短く、形もボコボコとしている
アメリカ人の食事といえば、動物性タンパク中心の食事、つまりバター、チーズ、卵、肉等をメインとしています
そのため、腸の内腔が狭くなっており、ところどころ輪ゴムで絞ったかのように狭い場所と広い場所が連続している状態です
このこと長い年月をかけて、日本人がお米を消化吸収しやすい腸に進化してきたからだそうです
戦後、食の欧米化が一気に進み、過剰に動物性たんぱくや油脂類を多く摂るようになりました
それに合わせて、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病が増加
調べてみると、江戸時代後期の日本人は現代人より3倍以上のごはんを食べていたようです
「ごはんは太る原因」だとすると、江戸時代は
肥満で太っている人が大勢いてもおかしくない
のですが、実際はそうではなかったはずです
太らない食べ方は「一汁三菜」の食事バランス がキモ
ごはんを中心とした食事
「この食品を食べるとやせられる」・・・
これまで、いろいろな食品がメディアなどで報じられてきました
納豆、バナナ、ヨーグルト・・・・などなど
特定の食材だけを食べるダイエットは、身体に必要な栄養素が偏ってしまいます
↓↓ 農林水産省「食事バランスガイド」では
主食のごはんを中心に副菜・主菜を取り入れた食事を提案しています
主食ごはんの効果
ごはんは小麦粉と違い、「粒」で食べるのでごはんのほうがゆっくりと消化、吸収されます
これは血液中の糖の上昇がゆるやかになり身体に負担をかけません
なので、腹持ちがよく朝ご飯をしっかり食べればランチまでしっかり持ちます
腹持ちがいいので、おやつなどの間食を控えることができる
また、パンにくらべてバターやマーガリンなどの油の摂取も少なくなります
まさに一石二鳥、いや三鳥ですね(笑)
あと、体脂肪をつけるホルモン分泌が緩やかになり、体脂肪をつけにくくする効果も
お米ダイエットおススメの食べ方
お米ダイエットの基本は「一汁三菜」
主食であるご飯に、みそ汁などの汁物と3つの菜(おかず)を組み合わせたものです
栄養のバランスとして「エネルギーになるもの」「体をつくるもの」「体の調子を整えるもの」という
3つの栄養素をバランスよく摂ることができます
やはり、農林水産省の「食事バランスガイド」が参考になります
一汁一菜でもOK ←これならできそう?!
毎日、継続して健康的な一汁三菜を用意するのは、現代の忙しい生活のなかでは、
なかなか大変ですよね
毎食、食事のバランスを考えるのは手間も時間も掛かるものです
でも、大丈夫
毎食でなくても、一日トータルでの食事の栄養バランスを意識さえしっかりすれば、
一汁一菜でも大丈夫
「一汁一菜でよいという提案」 土井善晴著
昼食は副菜無しで簡単に食事を済ませたから、夜の食事はその副菜分を
ちょっと補おうとか。。。
明日は体を動かすから、しっかり炭水化物(グリコーゲン)を摂っておこうとか。。。
まとめ
どうでしたか?
ごはんダイエットだからと言って特別なことをする必要はないんです
健康な生活に大切な食事をすこし意識してみてください
食の洋食化が当たり前になり、動物タンパク質や油の過剰摂取による生活習慣病が
ますます増えています
昔の日本人は今よりお米を食べていましたが、太っている人は現代ほど多くありませんでした
それは、脂質の多いおかずが少なかったから、と考えられています
つまり、大切なのは、バランスの良い食事です
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、
理想的なエネルギー産生栄養素バランスを、
炭水化物(糖質と食物繊維)が50~65%、脂質が20~30%、たんぱく質が13~20%としています
これを具体的に叶えているのが、昔ながらの「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」
おいしいご飯とお味噌汁に、肉や魚などの動物性の主菜、そして野菜や海藻など
植物性の副菜2品という伝統的なメニューこそが、健康な暮らしの基本となります
一汁三菜という食の基本を抑えた上で、ご自身のライフスタイルなどにあわせて、
毎日のごはんを健康的に楽しみましょう!!