「おこしもの」「おこしもん」とは?名古屋に伝わる桃の節句の縁起菓子|由来・意味・味の魅力

春の訪れを感じる頃、東海地方の食卓に並ぶ伝統菓子「おこしもの」や「おこしもん」「おしもん」とも。(以下、「おこしもの」)
色鮮やかな見た目とやさしい甘みが特徴の、ひな祭りに欠かせない米粉菓子です。

ここでは
✔ おこしものの意味
✔ なぜ【ひな祭り】に食べるのか
✔ 味わいの特徴
✔ 家庭での作り方
✔ 本格品との違い

まで、米の専門店の視点で分かりやすく解説します。


おこしものとは

おこしものは、米粉を水と砂糖で練り、型で形をつけて蒸し上げる郷土菓子です。
主に愛知・岐阜・三重など東海地域で、桃の節句に供えられてきました。

特徴
・おだんご食感
・やさしい甘さ
・華やかな色彩

見た目の美しさから、祝い事や節句の供え菓子として長く親しまれています。


名前の由来

名前の語源にはいくつか説があります。

  • 型から外すときに「起こす」から
  • 神様に供えた餅を「起こして分けた」文化から

どちらにも共通するのは
神事や祝いに関係する食べ物だったこと。

つまりおこしものは
食べる縁起物です。


なぜひな祭りに食べるの?

ひな祭りは女の子の健やかな成長を願う日。
おこしものの型模様には、それぞれ意味があります。

当店の形は三種類
・鯛
・梅
・扇

それぞれの意味は次の通りです。

意味
めでたい・祝い
忍耐・美しさ・成長
末広がりの幸運

つまりおこしものは
願いをかたちにした節句菓子なのです。


味の特徴

おこしものの魅力は派手さではなく、素朴さ。

・ほんのり甘い
・やさしい米の香り
・軽いおだんご食感

和菓子というより
米文化を味わう菓子
と言えます。


家庭で作る簡単レシピ(基本版)

※家庭用の基本配合です

材料
・米粉
・砂糖
・水

作り方
① 米粉と砂糖を混ぜる
② 水を少しずつ加えて耳たぶ程度の硬さにする
③ 型に詰める
④ 蒸し器で蒸す

家庭でも作れるほどシンプルなお菓子です。


ただし「お店の味」になるとちょっと違います

実はここが大きな違いです。

食感や口どけは

  • 米粉の粒度
  • 水分率
  • 業務用バーナーによる一気蒸し

で大きく変わります。

特に重要なのが
米粉の配合バランス一気蒸し

ここは家庭では再現が難しい部分です。


本格おこしものを味わうなら

当店では、米の扱いを知り尽くした専門店として
おこしものを一つひとつ丁寧に製造しています。

こだわり
✔ 食感専用に調整した米粉
✔ 口どけを左右する水分設計
✔ 蒸し上がりの柔らかさ調整

家庭では出せない
やわらかさと歯切れの両立
を実現しています。

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美味しい食べ方

そのままでも美味しいですが、軽く焼くがおすすめ。

・トースターで軽く焼く
・砂糖醤油をつける
・きな粉をまぶす

外側が香ばしくなり
中はもっちり食感になります。


保存方法

保存料を使わないため日持ちは短めです。

目安
常温 → 当日
冷蔵 → 2日
冷凍 → 約2週間

冷凍する場合は
1個ずつ密封保存がおすすめです。


まとめ

おこしものは
✔ 桃の節句の伝統菓子
✔ 願いを形にした縁起食
✔ 米文化から生まれた郷土菓子

当店では
鯛・梅・扇の縁起三種をそろえ、季節限定でご用意しています。

春の訪れを感じる味を、ぜひお楽しみください。


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TEL:052-711-5070 (受付時間10:00~18:00)日・祝定休