
名古屋式足型一升餅|誕生餅・一生餅
名古屋式・足型一升餅とは|祝い方|お祝いが終わったら・一升餅の切り方
生まれてから家族でお祝いするハレの日
善太郎 Zentaro/小川屋米穀店
名古屋式足型一升餅(誕生餅・一生餅)
五ツ星お米マイスターのジュンです。
下の写真は、幼いころの私です。

……かわいいでしょ?
(※違います)
さてさて、そんな冗談はさておき(笑)
本日もお電話にて
**「名古屋式足型一升餅」**のご注文をいただきました。
本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
この**名古屋式足型一升餅(誕生餅・一生餅)**については、
お客様から
- どんな意味があるの?
- なぜ足型なの?
- どうやってお祝いするの?
と、よくご質問をいただきます。
そこで今回は、
名古屋式足型一升餅について、意味・由来・祝い方まで
まとめてご紹介します。
名古屋式・足型一升餅とは
――以下、HPページより一部抜粋――
ここ尾張名古屋エリアでは、
一升餅に「足型」をつける風習が一般的で、
当店でも昔から、この足型の誕生餅を製造してきました。
この足型には、
「一生(餅のように)粘り強く、
自分の足で、しっかり人生を歩いていけますように」
という願いが込められています。
地域に根付いた、
あたたかく、実直なお祝いのかたちです。
――――――――――――――――
なぜ名古屋は「足型一升餅」なのか

― 尾張気質と暮らしから生まれた、足型の意味 ―
一升餅のお祝いは全国にありますが、
「足型」を押した一升餅が主流なのは、
実は名古屋・尾張エリアならではの風習です。
では、なぜ名古屋では「足型」なのでしょうか。
自分の足で立ち、歩くことを大切にした土地柄
尾張名古屋は、古くから
自立・堅実・足元を固めることを尊ぶ土地です。
武家の流れから、商人の町として栄え、
派手さを持ちつつ、地に足のついた暮らしと家督や家業を大切にしてきました。
その価値観が、
「誰かに頼るのではなく、
自分の足で人生を歩んでいけますように」
という願いとなり、
足型一升餅という形に表れたのです。
「立つ・歩く」は、生きる力の象徴だった
昔は今ほど医療が整っておらず、
赤ちゃんが「立つ」「歩く」こと自体が
大きな成長の証でした。
足は、命の土台。
暮らしの基盤。
だから尾張では、
ただ背負わせるだけでなく、
足そのものをかたちに残す風習が生まれました。
名古屋は「見て分かる縁起」を好む文化
名古屋のお祝いは、
意味がひと目で分かるものが好まれます。
鯛、赤飯、紅白、松竹梅。
そして――足型。
足型は
「歩く」「進む」「成長する」を
誰が見ても理解できる縁起物。
言葉にしなくても、
家族みんなが同じ願いを共有できる。
それが名古屋らしいお祝いです。
足型一升餅は、名古屋の暮らしそのもの

派手さを持ちつつ、理にかなっていて、想いが深い。
足型一升餅は、
尾張の暮らし方・考え方・家族のあり方が
そのまま形になったお祝いです。
だから今も、
名古屋では足型が受け継がれています。
一升餅・誕生餅・一生餅の祝い方
― 家族みんなで祝う、はじめての誕生日 ―
名古屋式足型一升餅のお祝いは、とてもシンプルです。
基本の流れ
- 一升餅を風呂敷に包みます
- 赤ちゃんにやさしく背負わせます
※当店では不織布の風呂敷を付属しています - 記念写真を撮影しましょう
一升餅は、大人でもずっしり感じる重さ。
赤ちゃんにとっては、かなりの重さです。
背負って歩けば「立身出世」
歩けなくても「厄落とし」「家を継ぐ」
泣けば「一生健康」
どんな結果でも、とにかく縁起が良い
それが一升餅のお祝いです。
赤ちゃんの勇姿を、
ぜひ家族みんなであたたかく見守ってあげてください(笑)
お祝いが終わったら・一升餅の切り方
お祝いが終わったら、
足型一升餅を包丁で切り分けます。
柔らかい場合
安定したまな板の上で、
お好みの大きさに切り分けてください。
硬くて切りにくい場合
お皿にのせて電子レンジで温めます。
目安:500Wで約4分
※温めすぎは厳禁です。
膨らみすぎないよう、
中の様子を見ながら温めてください。
まだ硬い場合は、30秒ずつ追加加熱。
温めすぎると溶けて切りにくくなるのでご注意ください。
保存方法
切り分けたお餅は小分けにしてラップに包み、
冷凍保存がおすすめです。
生まれてから家族でお祝いする「ハレの日」

名古屋式足型一升餅は、
生まれてから続く「ハレの日」のひとつ。
日本には、子どもの成長を願い、
節目ごとにお祝いをする文化があります。
- 誕生・お七夜
産神様へ感謝を捧げる最初のお祝い - お宮参り
生後30日前後に神社へ参拝 - お食い初め
一生食べ物に困らないことを願う儀式 - 初節句
生まれて初めて迎える節句 - 初誕生日(一升餅)
満一歳を祝う、家族みんなの大切な行事
こうしたハレの日を重ねながら、
家族の歴史は紡がれていきます。
名古屋の足型一升餅が、
その一日を、より記憶に残るものになりますように。
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